映画「愛してる!」を見た。


愛してる!
愛してる!

プロレス系地下アイドルがスカウトされて女王様道を突き進んでいくという話。SMサロンには亡きryuchell氏が登場していてほんのり切なかった。ママ役すごい良かった。

登場するSMサロン・変態紳士の常連には高嶋政宏。SMエッセイも出しているほどで昔から界隈では有名人。かなりSって耳にしたことがあるけど、映画ではM役だった。

そしてサロンで吊りをやっている女王様がちらっと映るんだけど上条早樹様だよね。相変わらず美しい。年とらんのかな。

監督は白石晃士なのでモキュメンタリーなんだけど、全体的には面白かったもののもったいなかった点を。

女王様って下は出しても上は出さないよって信念持ってる人が多いイメージなので(聖水あるし)、ラスト近くでカノン様が丸出しでパフォーマンスしてたのには違和感。まあ脱ぐ人もたまにいるけど店の方針でしょうがなくっていう場合じゃないのかなあ。

あとカノン様もアイアン様も演技すばらしかったんだけど、身長はほしかった。ボンデージは高身長ほど似合うし映える。

それから変態紳士の場所。たしか風営法で上とか下を露出するようなプレイをする店舗はアウトだった気がする。だからSMクラブって現在はデリバリーだよね基本。まあ世間のSMクラブってああいう店のイメージが強いよね。風営法改正で古き良きSMクラブが復活したらいいね。法をかいくぐるとしたら多分ハプバーだと思うんだけど。でもちょっと前にSM系ハプの大手が摘発されたので今はどうなんだろう。

逆に良かった点。女王様たちの言葉責め素晴らしかったね。現実にいたらめちゃくちゃ人気になると思う。特にアイアン様。カノン様はミステリアスで透明感あって美しいけど、あのクールキャラを通すならやっぱり迫力という点で身長がほしい。

あとアイアン様の部屋に縄練習中のトルソーがあってクスッとした。真面目なのよき。みんな先輩とかサロンで教えてもらって練習する世界だよねえ。

緊縛シーンもよかった。縄の縛り方綺麗ーって見てたら、監修は蒼月流さん。納得です。肉を挟んじゃ駄目とか縄を綺麗にならして縛るとかテンション上手にかけなきゃ麻痺が残るとか、色々気をつけることがあるんだけど、分かる人が見たら縄が上手かヘタかは一目瞭然。だから映像作品が最近プロを雇って監修してもらってるのすごく良いこと。

そういや「さがす」にもSM関係者出演してたね。山内がSM映像を見て開花させちゃうシーン。新宿某SMバーの素敵なマスターだよね。

アングラの世界だけどちょっと足を入れると楽しい世界なので、もっと映画などで界隈の名縄師・調教師の方々が見られるといいね。