『ママ友は「自然」の人』を読んだ。これ、教育機関の図書館とか病院の図書スペースとかに置いておいた方がいい名著だと思う。
過激でインスタ映えする自然派ママに栄養されたママ・歩美の物語。根底には子宮系とかもあるっぽい。
登場するのは自然派系ママ友の会・星っ子のリーダーである真理子、自然派ママ育ちの悠月、そしてアトピーの娘ユイに悩むごく普通のママである歩美。あと、一風変わった鈴木さんというママも登場する。
近年、過激な自然派って社会問題になりつつある。病院での治療で治らないアトピーとか発達障害、精神障害、更年期とか不定愁訴に悩んで西洋医学(現代医学)を過剰に否定した結果、自然派なエビデンスなしの民間療法に走るという流れ。ステロイドを否定して抗生剤を否定して化学的ものを悪とする。その結果、悪化するならまだしも死ぬこともあるからかなり危険。
で、そういうものは陰謀論とかオーガニックとかとセットで語られるけど、ワインガチ勢としてはめちゃくちゃ迷惑。陰謀論はありえないとして、オーガニックって日本が遅れているだけで海外ではかなり昔から行われていておいしさの根拠にもなってるんだよ。DRCだってオーガニックワインだよ、書いてないだけで。名だたる名メゾン、名ドメーヌ、名シャトーのワインはビオロジック、ビオディナミ、リュットレゾネ(減農薬)が基本。なぜなら土壌が命だからで、サントリーだって化学肥料を使いまくってボロボロになっていたラグランジュの土地を長年かけて復活させた。
ただ、ワインは土地の問題だけじゃなくて醸造過程の問題もあって、いくら土地が良くても例えば収穫時にバーっと穫って選果せずに傷んだぶどうもそのまま入れて、適当に酸化防止剤とかドバっと入れてってやっていたら不味くなる。でも、表記はビオでOK。当然クソまずい。そういうワインもつい先日飲んだことがあって、うわってなった。普段からワインを飲みまくってる人には一発でバレる味だなと。消費者舐めすぎでしょ。
でね、そんなクソワインは置いておいて、ちゃんとしたオーガニックワインを作るのはもうめちゃくちゃ大変で頭脳もマンパワーも資金もいるので、普通は難易度高すぎなの。だからあんまり手が出ない。農家も同じ。下手くそな人がオーガニックやろうとしたら、虫がつきまくって食べられたもんじゃない農作物が出来上がる。上手な人は生態系のコントロールが上手なので、そんなことにはならない。
日本は農薬使う農家さんも上手なので野菜は普通においしい。ただ、オーガニックで上手に作られた野菜はスペシャリテ。その違いなだけ。だからお値段もそこそこするけど、市場で直接農家さんから買ったらそこまで高くない。あと卵。オーガニックのエサを食べてのびのびしながら育てられている鶏の卵は、めちゃくちゃおいしい。殻も黄身の膜も普通の卵とは別物。何度も食べ比べしているので、本当に驚く。ここまで違うとはって。でも、そういう卵って1つ100円とかするんだよね。普通の卵って1つ何十円でしょ。だから買える人は限られてくる。もちろん、普通の卵もすごくおいしい。オーガニックの卵が特別おいしいっていうだけで。
というわけで、そんなワインとかのガチ勢なわけなんだけど、そのオーガニックの消費者にはやっぱりどうしても自然派ママっていらっしゃるのです。度が過ぎた人。
同作では農作物についてはほぼ触れられていなかったけど、添加物入り/なしのお菓子を子供に与えることについても触れられている。あと、精油をそのままキズに塗るとか。頭に野菜を乗せて熱を取るとか。電磁波の危険とか。これって全部リアルな自然派の人たちが実践→発信→炎上したものなんだよね。
まず、添加物に関しては子の味覚は未熟なので甘いもの塩っぽいもの、旨味が強いものを欲しがって当然なの。成長するにつれ、酸味と苦味が危険じゃないと知っていく。そして、素材の味わいというものを知っていく。だから小さいときは別に何食べてもいいと思う。よほど刺激が強いものとかじゃなければ。そして大きくなっていくにつれ、自分で好きものを選び取れるようになることが大事。
精油はそんなの塗ったり口にしたら危険だよ……。野菜を頭に乗せるは有名な自然派両方の大家が本に書いてあるね。我が家、蔵書万冊なのでたぶん探したら出てくると思うけど、他に食べ物を肌に乗せて温めたり冷やしたりってのが当たり前にあった。シップ使おう。アンカとか湯たんぽとかカイロ使おう。
電磁波については、たしか90年代に高圧送電線の近くに住んでいた子供たちに白血病が多いかもっていう報告があって長年信じられてきたけど、後年に否定されてるね。だって高圧送電線って日本でもあちこちあるじゃん……。これは低周波の磁場が問題らしけど、人はスルーできる波長になってる。高周波についてはスマホとかだけど、そのへんめっちゃ飛んでるので具合が悪くなる人は起き上がってられないと思うよ。ほんとに影響あるなら。微弱電流は、若干の熱感は人間も感じられるけど(ノートPCのキーボードとか)、電磁波はEMSとか感じられるよう設定されてない限り感知できないようになってるの。
でもね、電磁波測定器とか持ち出して「ほら!」って鬼の首とったように言う当事者もいるから、もうそういう人はそっとしておいたほうがいいんだろうなと思う。測定機、周辺の金属にも反応するからね。金属が電磁波集めるのも偽科学。
人の思い込む力ってめちゃくちゃ強い。アメリカの統合医療の大家であるアンドルー・ワイルが一冊の本を出していて、40年前の本だけどとても分かりやすい。過激な自然派の人たちの不調の原因って他から見たら「本人の生きづらさ」であることが明らかなのに、別の外圧や要因で具合が悪くなっていると信じたいんだよね。あと、精神障害、発達グレーの場合も多々ありそうなのに、あまりに世間で叩かれる存在すぎて当事者だと思いたくないっていうバイアスがかかってる。発症前からの家庭不和も多い。
作品の主人公である歩美も娘ユイのアトピーが自然派に足を突っ込む原因だった。だいたい不調とか病気が自然派に向かわせる。悠月の場合は完全に母の心理虐待だね。よかれと思っていてもああいうのってアウトだから、なんか国が頑張ってどうにかしてくれないのかなあ。しかもママがキラキラしてる美人。あるある。
真理子は承認欲求の化け物なわけだけど、今のインスタにはああいう人本当に多いよね。健全なタイプだと全く問題ないけど、結果的に人の人生をめちゃくちゃにするタイプは問題。
物語に登場した赤ちゃんの手を水にちゃぷちゃぷつけて作る酵素ドリンクは、ゾッとした。これって数年前に流行した酵素ドリンクの亜種だよね。手についた雑菌で発酵させて作りましょうってやつ。その雑菌、何か分かってない人たちが何となくオシャレな見た目に惹かれて作ってたけど、それは雑菌ドリンクだよ。赤ちゃんだろうが何だろうが、発酵じゃなくて腐敗だよ。
物語は、これから起こりうる未来を想像させる戦慄の終わり方で締めていたけど、本当にそうなっていくんだろうなと暗澹たる気持ちになった。気になった人は読んでみてね。
リアルな自然派の怖いところは、中心に医療従事者や科学に精通した人たちがいること。そして、キラキラしてオシャレでなんとなくすてきな生活をしていたりすること。彼女たちに悪気はないこと。
出産で体を壊した、子供の体が弱い、更年期で体調不良。このあたりの人たちが藁をも掴む思いでネットを検索してたどり着くのが自然派なんだよね。なぜなら、病院で治せないものも多いから。最初は割と病院に行ってる。でも、治らない。先生もなんか冷たい。となると、自然派とかよくわからない施術師に傾倒するのはしょうがないことのようにも思える。
それでも、冷静に考えてほしい。本当に化学物質や電磁波が不調の原因なのか。ホルモンバランスの不調だったらプラセンタ注射やホルモン補充療法、エクエルで症状緩和するかもよ? 過敏度を下げることもだって薬である程度可能だという医師の報告もある。
化学物質や電磁波から逃げることは絶対にできない。山の中で暮らしている人は、とても健康で気力と体力のある人だけ。自然派信仰の人は、自分の生活に自信がありすぎて癌にならないと信じて受診控えして手遅れになるパターンもある。
強烈な香り付き柔軟剤のニオイはダサすぎて口の中に洗剤ぶち込まれたみたいになるので大嫌いだし迷惑度は騒音と同じだと思ってるけど、だからといって別に全ての香料を忌避して生活してるわけじゃない。VOCの過剰使用で認知症発症のリスクはあるしスズメバチの標的にもなるし(柔軟剤にの香りに寄ってくる)、カチオンと一緒になってるマイクロカプセル入り柔軟剤のリスクは高い。でも一方で、コスメとか他の微香のものは使ってる。そこは賢く選んだらいい。
自然派のものを取り入れたいなら、上手に病院と付き合いながら自分で選び取るようにしたらいい。なぜ白黒思考なんだろうと思うけど、たぶん子育てとか不調で追い詰められると、思考力も奪われて何が正しいのかも分からなくなるのだろうね。
ネットでオーガニックを否定する層も過激で、そういうのも自然派が頑張っちゃう要因なんだろうと思う。キライなものは放っておけばいい。それに足を突っ込む人を助けたいんじゃなく、自分の気に入らないものはとことん否定したいだけだから、一番届いてほしい層には届かない。まあ届いてほしいとは思ってないのか。自分の主張の正しさを押し通したいだけで。
否定派と肯定派の溝が深まると、どんどん犠牲になっていくママたちが増えていくのだろうと思う。厄介なのは、取り込む側の悪気のなさ。本当に心から心配して、彼らは自然派信仰を上手に生活に浸透させてくる。宗教と同じだからみんなとても優しいよ。自分と同じ立場の人間を増やしたいから。理解されてこなかった自分と同じ症状だと思い込ませて、仲間を作りたいから。そして、ああそうでしょ、化学物質が/電磁波が/添加物が体に悪さをしているんだね、解毒しなくちゃ! ってキラキラした笑顔で言ってくる。
今、自然派のグループとか友達とかと仲良い人は、そっと逃げてほしい。といっても難しいよね。だから、そういうところとは全く違うグループと交流してみることをお勧めするよ。
お話会とかも気をつけて。よくわからないカウンセリングのグループとかよく見掛けるけど、そこにちゃんとした知識をもった人はいないし、偏った思想でより孤立することになるから。
こういう人の駆け込み寺ってあったらいいのにね。NG過激な自然派! みたいなやつ。や、何も自然派が全部悪いとは言わない。でも過激な自然派が目立つので、とりあえず近寄らないが吉かもしれないねって話。
過激でインスタ映えする自然派ママに栄養されたママ・歩美の物語。根底には子宮系とかもあるっぽい。
登場するのは自然派系ママ友の会・星っ子のリーダーである真理子、自然派ママ育ちの悠月、そしてアトピーの娘ユイに悩むごく普通のママである歩美。あと、一風変わった鈴木さんというママも登場する。
近年、過激な自然派って社会問題になりつつある。病院での治療で治らないアトピーとか発達障害、精神障害、更年期とか不定愁訴に悩んで西洋医学(現代医学)を過剰に否定した結果、自然派なエビデンスなしの民間療法に走るという流れ。ステロイドを否定して抗生剤を否定して化学的ものを悪とする。その結果、悪化するならまだしも死ぬこともあるからかなり危険。
で、そういうものは陰謀論とかオーガニックとかとセットで語られるけど、ワインガチ勢としてはめちゃくちゃ迷惑。陰謀論はありえないとして、オーガニックって日本が遅れているだけで海外ではかなり昔から行われていておいしさの根拠にもなってるんだよ。DRCだってオーガニックワインだよ、書いてないだけで。名だたる名メゾン、名ドメーヌ、名シャトーのワインはビオロジック、ビオディナミ、リュットレゾネ(減農薬)が基本。なぜなら土壌が命だからで、サントリーだって化学肥料を使いまくってボロボロになっていたラグランジュの土地を長年かけて復活させた。
ただ、ワインは土地の問題だけじゃなくて醸造過程の問題もあって、いくら土地が良くても例えば収穫時にバーっと穫って選果せずに傷んだぶどうもそのまま入れて、適当に酸化防止剤とかドバっと入れてってやっていたら不味くなる。でも、表記はビオでOK。当然クソまずい。そういうワインもつい先日飲んだことがあって、うわってなった。普段からワインを飲みまくってる人には一発でバレる味だなと。消費者舐めすぎでしょ。
でね、そんなクソワインは置いておいて、ちゃんとしたオーガニックワインを作るのはもうめちゃくちゃ大変で頭脳もマンパワーも資金もいるので、普通は難易度高すぎなの。だからあんまり手が出ない。農家も同じ。下手くそな人がオーガニックやろうとしたら、虫がつきまくって食べられたもんじゃない農作物が出来上がる。上手な人は生態系のコントロールが上手なので、そんなことにはならない。
日本は農薬使う農家さんも上手なので野菜は普通においしい。ただ、オーガニックで上手に作られた野菜はスペシャリテ。その違いなだけ。だからお値段もそこそこするけど、市場で直接農家さんから買ったらそこまで高くない。あと卵。オーガニックのエサを食べてのびのびしながら育てられている鶏の卵は、めちゃくちゃおいしい。殻も黄身の膜も普通の卵とは別物。何度も食べ比べしているので、本当に驚く。ここまで違うとはって。でも、そういう卵って1つ100円とかするんだよね。普通の卵って1つ何十円でしょ。だから買える人は限られてくる。もちろん、普通の卵もすごくおいしい。オーガニックの卵が特別おいしいっていうだけで。
というわけで、そんなワインとかのガチ勢なわけなんだけど、そのオーガニックの消費者にはやっぱりどうしても自然派ママっていらっしゃるのです。度が過ぎた人。
同作では農作物についてはほぼ触れられていなかったけど、添加物入り/なしのお菓子を子供に与えることについても触れられている。あと、精油をそのままキズに塗るとか。頭に野菜を乗せて熱を取るとか。電磁波の危険とか。これって全部リアルな自然派の人たちが実践→発信→炎上したものなんだよね。
まず、添加物に関しては子の味覚は未熟なので甘いもの塩っぽいもの、旨味が強いものを欲しがって当然なの。成長するにつれ、酸味と苦味が危険じゃないと知っていく。そして、素材の味わいというものを知っていく。だから小さいときは別に何食べてもいいと思う。よほど刺激が強いものとかじゃなければ。そして大きくなっていくにつれ、自分で好きものを選び取れるようになることが大事。
精油はそんなの塗ったり口にしたら危険だよ……。野菜を頭に乗せるは有名な自然派両方の大家が本に書いてあるね。我が家、蔵書万冊なのでたぶん探したら出てくると思うけど、他に食べ物を肌に乗せて温めたり冷やしたりってのが当たり前にあった。シップ使おう。アンカとか湯たんぽとかカイロ使おう。
電磁波については、たしか90年代に高圧送電線の近くに住んでいた子供たちに白血病が多いかもっていう報告があって長年信じられてきたけど、後年に否定されてるね。だって高圧送電線って日本でもあちこちあるじゃん……。これは低周波の磁場が問題らしけど、人はスルーできる波長になってる。高周波についてはスマホとかだけど、そのへんめっちゃ飛んでるので具合が悪くなる人は起き上がってられないと思うよ。ほんとに影響あるなら。微弱電流は、若干の熱感は人間も感じられるけど(ノートPCのキーボードとか)、電磁波はEMSとか感じられるよう設定されてない限り感知できないようになってるの。
でもね、電磁波測定器とか持ち出して「ほら!」って鬼の首とったように言う当事者もいるから、もうそういう人はそっとしておいたほうがいいんだろうなと思う。測定機、周辺の金属にも反応するからね。金属が電磁波集めるのも偽科学。
人の思い込む力ってめちゃくちゃ強い。アメリカの統合医療の大家であるアンドルー・ワイルが一冊の本を出していて、40年前の本だけどとても分かりやすい。過激な自然派の人たちの不調の原因って他から見たら「本人の生きづらさ」であることが明らかなのに、別の外圧や要因で具合が悪くなっていると信じたいんだよね。あと、精神障害、発達グレーの場合も多々ありそうなのに、あまりに世間で叩かれる存在すぎて当事者だと思いたくないっていうバイアスがかかってる。発症前からの家庭不和も多い。
作品の主人公である歩美も娘ユイのアトピーが自然派に足を突っ込む原因だった。だいたい不調とか病気が自然派に向かわせる。悠月の場合は完全に母の心理虐待だね。よかれと思っていてもああいうのってアウトだから、なんか国が頑張ってどうにかしてくれないのかなあ。しかもママがキラキラしてる美人。あるある。
真理子は承認欲求の化け物なわけだけど、今のインスタにはああいう人本当に多いよね。健全なタイプだと全く問題ないけど、結果的に人の人生をめちゃくちゃにするタイプは問題。
物語に登場した赤ちゃんの手を水にちゃぷちゃぷつけて作る酵素ドリンクは、ゾッとした。これって数年前に流行した酵素ドリンクの亜種だよね。手についた雑菌で発酵させて作りましょうってやつ。その雑菌、何か分かってない人たちが何となくオシャレな見た目に惹かれて作ってたけど、それは雑菌ドリンクだよ。赤ちゃんだろうが何だろうが、発酵じゃなくて腐敗だよ。
物語は、これから起こりうる未来を想像させる戦慄の終わり方で締めていたけど、本当にそうなっていくんだろうなと暗澹たる気持ちになった。気になった人は読んでみてね。
リアルな自然派の怖いところは、中心に医療従事者や科学に精通した人たちがいること。そして、キラキラしてオシャレでなんとなくすてきな生活をしていたりすること。彼女たちに悪気はないこと。
出産で体を壊した、子供の体が弱い、更年期で体調不良。このあたりの人たちが藁をも掴む思いでネットを検索してたどり着くのが自然派なんだよね。なぜなら、病院で治せないものも多いから。最初は割と病院に行ってる。でも、治らない。先生もなんか冷たい。となると、自然派とかよくわからない施術師に傾倒するのはしょうがないことのようにも思える。
それでも、冷静に考えてほしい。本当に化学物質や電磁波が不調の原因なのか。ホルモンバランスの不調だったらプラセンタ注射やホルモン補充療法、エクエルで症状緩和するかもよ? 過敏度を下げることもだって薬である程度可能だという医師の報告もある。
化学物質や電磁波から逃げることは絶対にできない。山の中で暮らしている人は、とても健康で気力と体力のある人だけ。自然派信仰の人は、自分の生活に自信がありすぎて癌にならないと信じて受診控えして手遅れになるパターンもある。
強烈な香り付き柔軟剤のニオイはダサすぎて口の中に洗剤ぶち込まれたみたいになるので大嫌いだし迷惑度は騒音と同じだと思ってるけど、だからといって別に全ての香料を忌避して生活してるわけじゃない。VOCの過剰使用で認知症発症のリスクはあるしスズメバチの標的にもなるし(柔軟剤にの香りに寄ってくる)、カチオンと一緒になってるマイクロカプセル入り柔軟剤のリスクは高い。でも一方で、コスメとか他の微香のものは使ってる。そこは賢く選んだらいい。
自然派のものを取り入れたいなら、上手に病院と付き合いながら自分で選び取るようにしたらいい。なぜ白黒思考なんだろうと思うけど、たぶん子育てとか不調で追い詰められると、思考力も奪われて何が正しいのかも分からなくなるのだろうね。
ネットでオーガニックを否定する層も過激で、そういうのも自然派が頑張っちゃう要因なんだろうと思う。キライなものは放っておけばいい。それに足を突っ込む人を助けたいんじゃなく、自分の気に入らないものはとことん否定したいだけだから、一番届いてほしい層には届かない。まあ届いてほしいとは思ってないのか。自分の主張の正しさを押し通したいだけで。
否定派と肯定派の溝が深まると、どんどん犠牲になっていくママたちが増えていくのだろうと思う。厄介なのは、取り込む側の悪気のなさ。本当に心から心配して、彼らは自然派信仰を上手に生活に浸透させてくる。宗教と同じだからみんなとても優しいよ。自分と同じ立場の人間を増やしたいから。理解されてこなかった自分と同じ症状だと思い込ませて、仲間を作りたいから。そして、ああそうでしょ、化学物質が/電磁波が/添加物が体に悪さをしているんだね、解毒しなくちゃ! ってキラキラした笑顔で言ってくる。
今、自然派のグループとか友達とかと仲良い人は、そっと逃げてほしい。といっても難しいよね。だから、そういうところとは全く違うグループと交流してみることをお勧めするよ。
お話会とかも気をつけて。よくわからないカウンセリングのグループとかよく見掛けるけど、そこにちゃんとした知識をもった人はいないし、偏った思想でより孤立することになるから。
こういう人の駆け込み寺ってあったらいいのにね。NG過激な自然派! みたいなやつ。や、何も自然派が全部悪いとは言わない。でも過激な自然派が目立つので、とりあえず近寄らないが吉かもしれないねって話。
